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東京工業大学との共同研究契約締結のお知らせ
モジュラス株式会社(代表取締役 木村 俊、本社:東京都千代田区、以下モジュラス)は、2018年12月1日付で国立大学法人 東京工業大学(以下、東工大)情報理工学院 大上 雅史 助教との共同研究契約を締結したことをお知らせいたします。本共同研究は、東工大が構築・管理している世界で最もエネルギー効率の高いGPU搭載スーパーコンピューターの一つであるTSUBAME 3.0上にモジュラスの計算創薬プラットフォームを実装および拡張するものです。
TSUBAME 3.0は2017年6月時点で世界で最もエネルギー効率の高いスーパーコンピューターとして、Green500リストの最上位に位置付けられています(https://www.titech.ac.jp/english/news/2017/038699.html)。 このGreen500 リストは、消費エネルギー効率によって世界中のスーパーコンピューターをランク付けしたリストです(https://www.top500.org/green500/)。 TSUBAME 3.0では、SGI ICE XAプラットフォームに2,160基のNVIDIA P100 GPUが実装されており、加えて独自の冷却技術が用いられています。
東工大はアジア圏を主導する高性能計算機センターの一つを有しており、今日のGPU開発のリーディング企業であるNVIDIA社や他の高性能計算関連企業との連携により、2010年に世界初のGPU搭載型スーパーコンピューターを構築しました。その後も東工大は、NVIDIA社との緊密な連携を通じて、超高速計算機のハードウェアやネットワーク技術だけでなく、科学的なソフトウェアや、今日の最も計算を必要とするアプリケーションの挙動や性能を最大化するための計算環境のカスタマイズをも含む、ユニークかつ専門的な知識基盤を構築してきました。
本共同研究を通して、モジュラスは計算プラットフォームの効率性の大幅な強化と、それによる創薬プログラムに必要なコストと時間のさらなる低減ができることを期待しています。
【モジュラス株式会社 代表取締役 木村 俊のコメント】
「我々はワールドクラスの東工大のチームおよびTSUBAME 3.0スーパーコンピューターと緊密に協働することで、我々の計算プラットフォームを効率性と性能の両面でさらなる高いレベルに引き上げられることにとても興奮しています。この共同研究が我々の研究開発プログラムを加速し、患者さんが必要としている画期的な薬剤の発見という我々のミッションを可能にすることを確信しています。」
【東京工業大学 情報理工学院 大上 雅史 助教のコメント】
「我々の超並列計算技術がモジュラスの計算創薬プラットフォームと融合され、革新的な創薬を展開できることに大変興奮しています。本共同研究によって高効率かつ高性能な計算創薬技術が確立され、新たな医薬品を迅速に生み出せるようになることを期待しています。」
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